「就活で他の人より少しでも有利になったらいいのに」
「TOEICと自動車免許しかなくて、このまま就活進めるの大丈夫かな…」
「有利になるために持っておいた方がいい資格ってなんだろう」
資格というとTOEICや運転免許くらいしか持っていないけれど、就活で「有利になる資格何かないかな」と思った経験はありませんか。
就活において”資格がある”というだけでメリットがあり、さらに志望する業界に関連した資格であるほど就職後も役に立ち、有利になります。
この記事では、就活で無双できる資格、業界別のおすすめの資格、有利になるアピールポイントをご紹介します。
就職活動を上手く進める上で、ぜひ参考にしてみてください。
就活で資格があるメリット

就活で資格があることで有利になることをご紹介します。
志望度の高さが一目でわかる
業界や会社に関連する資格が評価され、興味関心が高いということを印象付けることができます。
採用する側は、働いた後どのように活躍してくれるのかを考えながら採用をしているため、関連する資格があるだけで他の就活生よりも有利になるでしょう。
例えば
- IT業界志望ならITパスポート
- AIに強い会社ならジェネラリスト検定
学生のうちは時間的に余裕がある
最近では入社前に資格取得が必須の会社もあります。
学生のうちに資格を取る場合、社会人になった後より時間的に勉強時間を確保しやすいです。
入社前や入社後に取得を促される例
- IT業界 ITパスポート
- 自動車業界 普通自動車免許
- 経理職 簿記3級
- 航空業界 TOEIC600点以上
資格手当で収入アップが期待できる
資格手当として支給される金額は難易度や種類により変わり、1,000から5万円で決まる場合が一般的です。
毎月プラスでもらえると、給料を多くもらえることができます。
会社の募集要項や求人票をチェックして、資格手当の種類や金額を確認してみるのがいいでしょう。
資格手当例と目安
- FP(ファイナンシャルプランナー) :10,000〜20,000円
- 簿記:3,000〜20,000円
- 建築士:10,000〜50,000円
業界の知識が深まる
ESや面接の場面で業界について知っていると採用担当に一目置かれやすくなります。
資格取得の勉強を進めながら業界の知識が深まり、業務に役立つこと、どんなことに活かせるのかがわかるようになります。
面接の場で急な質問にも臨機応変に対応できるでしょう。
文系で無双できる資格7選

文系の就活に有利な資格をご紹介します。
FP ファイナンシャルプランナー
FPは、資産設計や資金計画、保険・税金・不動産・相続など幅広い知識を活かして個人のライフプランに合わせたアドバイスを行う専門家です。
身につけた知識は就職、転職、キャリアアップ、日常生活にまで役立ちます。
国家資格と民間資格があり、金融機関の8割が評価対象としています。
「金融機関等における FP 資格活用度調査」によると、約55%の法人が「3級以上FP技術士の取得」を期待しています。
FP3級は受験資格がないため、学生でも受験することができます。
金融系と関係のない企業であれば3級で十分と言え、金融志望であれば2級を取得していると大きなアピールポイントになります。
就活だけではなく、人生においても役に立つ資格です。
| 有利になる業界 | 金融、保険、不動産 |
| 有利になる業種 | 営業、コンサルタント、経理、総務、人事 |
| 必要な勉強時間 | FP3級 80〜150時間FP2級 150〜300時間 |
| 身に付く知識 | FP3級 お金に関わる基本知識が身に付くFP2級 実務に直接関わるレベルの知識が学べる |
日商簿記
簿記は、企業の日々の営業取引を帳簿に記録する作業のことです。
資格を取得すると、身につけた会計の基礎知識や数字を見て財務諸表を読み取ることができます。
資格の種類は大きく分けて3つ(日商簿記、全商簿記、全経簿記)がありますが、就活に活かすなら認知度が高く、有利になる日商簿記がおすすめです。
ESに書くなら3級以上でないと評価ポイントにならないため、取得するなら3級以上をおすすめします。
経理や財務志望であれば2級の取得があると高い評価ポイントになります。
キャリアアップで国家資格の公認会計士や税理士を目指す人は受験資格である1級取得を目指してみましょう。
| 有利になる業界 | 製造、小売、サービス |
| 有利になる業種 | 営業、販売、経理、財務 |
| 必要な勉強時間 | 3級で約100~150時間、2級で約200~350時間、1級で約500~700時間 |
| 身に付く知識 | 3級 簿記の基本、会計・経理の基礎が身に付く2級 実務に直接関わるレベルの知識が学べる1級 国家資格の受験資格を得られる、キャリアアップ、複雑な会計処理が身に付く |
行政書士
行政書士は、法律系の国家資格で役所などの官公庁に提出する書類の作成や手続きの代理、それに関係する相談を行う専門家です。
法律系の学生にとって、法律の土台となる憲法や民法を学ぶので、日々の学びをより深めることができ、さらに就活でのアピールでいい印象を与えられます。
就活までに合格できなかったとしても、「勉強中」であることを伝えるだけで前向きに努力しているということが伝わります。
近年の外国人労働者の増加でビザ関連の業務の増加で需要の増える資格です。
| 有利になる業界 | 法律、建設、不動産、運送、観光業界 |
| 有利になる業種 | 法務、総務 |
| 必要な勉強時間 | 800~1,000時間 |
| 身に付く知識 | 法令科目 法律の基盤の知識が身につく基礎知識科目 政治・社会・経済についての知識が学べる |
司法書士
司法書士は、法律系の国家資格で「登記」に関する業務を主に行い、不動産登記や商業登録などの申請ができる専門家です。
合格率は5%と難関資格ですが、合格ができると“就職先がない”ということはないでしょう司法書士の資格があることで、大手企業への就職を目指すこともでき、有利になると言えるでしょう。
在学中に合格できなくとも、「勉強中」であることをアピールしたり、司法書士事務所でアルバイトをしながら、知識をコツコツ学んだりしている学生も実際にいます。
| 有利になる業界 | 法律、不動産、 |
| 有利になる業種 | 法務、法律事務所 |
| 必要な勉強時間 | 約3,000時間 |
| 身に付く知識 | 実務に直接関わるレベルの知識が身に付く |
宅地建物取引士
宅地建物取引士は「宅建」と呼ばれ、賃貸物件の管理や不動産の管理や売買を担当する専門家です。
不動産会社では宅建士がいないと営業ができません。
不動産業界を志望する学生以外にも、証券・銀行などにも活かせるものです。
ビジネスで必要な法律の知識があると有利になったり、社会勉強のためにも役立ったりします。
就職した後、新卒でも給料が高くなる傾向があり、約1万から5万円の手当がもらえるでしょう。
| 有利になる業界 | 金融、保険、建築、証券 |
| 有利になる業種 | 資産管理、融資、営業、公務員、 |
| 必要な勉強時間 | 300時間~400時間 |
| 身に付く知識 | 業務で使える不動産取引の専門知識が身に付く |
社会保険労務士
社会保険労務士は、国家資格で企業の人事や労務管理の相談やサポートができる専門家です。
学生の合格者の割合を見ると1.1%とかなり希少性が高いです。そのため、就活ではライバルに差をつけることができ、かなり有利に立つことができます。
しかし、大学在学中は、要件を満たす必要があり、62単位以上の卒業要件単位を取っている必要があります。

| 有利になる業界 | 法律、専門サービス、社労士 |
| 有利になる業種 | コンサルティング、人事、労務、会計、税務 |
| 必要な勉強時間 | 500〜1,000時間程度 |
| 身に付く知識 | 身近な労働の法律や社会保険についての知識がつく |
中小企業診断士
中小企業診断士は、国家資格で中小企業のための経営のコンサルタントとして経営戦略から事業拡大や再生などをサポートする専門家です。
経営に関する知識や、論理的な思考力や多くの企業が抱える課題解決能力があると評価され、大きなアピールポイントです。
経済学部、商学部、経営学部では普段から学んでいる分野が試験内容になるので効率的に学ぶことができるでしょう。
科目合格の制度があるので2,3年かけて徐々に合格を目指す方法もあります。
| 有利になる業界 | 金融、製造、小売、サービス、コンサルティング、IT |
| 有利になる業種 | マーケティング、経営戦略、事業再生 |
| 必要な勉強時間 | 約1,000時間 |
| 身に付く知識 | 1次試験(筆記) ビジネスパーソンに必要な幅広い知識が身に付く 2次試験(口述) 実際の経営課題の診断や改善策を考えられる |
理系で無双できる資格11選

理系の就活に有利な資格をご紹介します。
QC検定(品質管理検定)
QC検定とは、品質管理に関する職場の問題解決や研究職などにも密接に関わる資格です。
化学業界の大手企業で重宝されているところも多く、社会人の基礎知識を習得していることをアピールできるだけでなく、入社後の実務にも役立ちます。
誰でも受験が可能で高校生や大学生は4級から受けることが一般的です。
| 有利になる業界 | 製造業、サービス、IT |
| 有利になる業種 | 営業、品質管理、管理、情報通信、医療、開発、事務、生産技術 |
| 必要な勉強時間 | 4級30〜100時間程度、3級で約50~100時間 |
| 身に付く知識 | 4級 品質管理の基礎知識と5S *や報連相の社会人基礎が身に付く3級 品質管理の知識を深め、品質管理に関わる業務にも活かせる2級以上 現職者向け |
・5Sとは・・・ 整理、整頓、清掃、清潔、躾
衛生管理者
衛生管理者とは、国家資格で職場の衛生管理や環境、働く人の健康と安全を守る専門家です。
どんな業種・職種でも安全衛生に関する知識は必要不可欠であり、会社規模により衛生管理者が必須となる場合もあるため取得しておくと有利になるでしょう。
しかし、大学在学中に取れる資格ではなく実務経験が大卒であれば1年以上が必須です。
これからの目標として前向きな姿勢をアピールすることで有利な印象を伝えられます。
| 有利になる業界 | 食品、製造、メーカー、電気ガス、水道、医療、清掃、建設、自動車 |
| 有利になる業種 | 人事、総務部、ライフライン、営業、整備 |
| 必要な勉強時間 | 第一種が約100時間、第二種が約60時間 |
| 身に付く知識 | 第二種 労働関連法規、人体構造、快適な職場作りに関する知識が身に付く第一種 労働安全衛生法や労働生理などの専門知識が身に付く |
高圧ガス製造保安責任者
高圧ガス製造保安責任者は、国家資格で爆発や火災などの事故を未然に防ぎ、事業所の安全を確保する専門家です。
大学でエネルギー・資源工学、化学、電気工学などを学んでいると比較的効率よく身につきます。
| 有利になる業界 | 化学、エネルギー、鉄鋼、半導体、冷凍・食品など、高圧ガス |
| 有利になる業種 | 設備、点検、品質管理、保安、メンテナンス |
| 必要な勉強時間 | 化学で200時間程度、機械で250時間以上 |
| 身に付く知識 | 化学・機械分野 設備の点検や検査の知識が身に付く冷凍機械分野 工場にある冷蔵庫や冷凍庫、エアコンの設備を扱う知識が身に付く |
ガス主任技術者
ガス主任技術者は、国家資格でガス工作物の工事・維持・運用を行い、保安監督をする専門家です。
一般家庭の燃料ガス製造から供給まででき、ガスの取り扱いを間違えると爆発や火災事故になる危険性があるため、この資格者が必要です。
都市ガス会社やプロパンガス会社への就職を有利にするためにはおすすめの資格のため、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
| 有利になる業界 | ライフライン、ガス、インフラ、メンテナンス |
| 有利になる業種 | 保安監督、現場管理、工事、運用 |
| 必要な勉強時間 | 丙種120時間、乙種200時間、甲種300時間 |
| 身に付く知識 | 甲種 あらゆるガス工作物の工事・維持・運用に関わることができる乙種 最高使用圧力が中圧・低圧のガス工作物の工事・維持・運用に関われる丙種 特定ガス発生設備の工事・維持・運用に携わることができる |
電気工事士
電気工事士は、国家資格で住宅やビルなどの電気設備の設計・施工・保守点検を行う専門家です。
いろいろな種類がありますが、新卒で目指すなら第二種電気工事士がおすすめです。第一種は実務経験が受験資格となるからです。
他にも、下記で紹介する消防設備士などと合わせて受けることで有利な印象を伝えることができます。
| 有利になる業界 | 建設、通信、インフラ、メーカー、電気 |
| 有利になる業種 | 整備、工事、点検、修理 |
| 必要な勉強時間 | 第二種で合計約100~200時間、第一種で約300時間以上 |
| 身に付く知識 | 第二種 一般的な電気設備の基礎知識が身につきます第一種 実務経験を通したキャリアアップを目指せる |
消防設備士
消防設備士とは、国家資格で建物に設置された消火器、スプリンクラー、自動火災報知設備などの消防設備を設置・工事・点検・整備できる専門家です。
建物の新築や改修、点検が義務付けられているためなくなることのない仕事です。
仕事内容が似ている電気工事士と合わせて学ぶとさらに有利になることができます。
| 有利になる業界 | 不動産、電気、防災設備、メーカー、建設 |
| 有利になる業種 | 点検、設備、工事、メンテナンス管理 |
| 必要な勉強時間 | 乙種で50~100時間、甲種で80~130時間程度 |
| 身に付く知識 | 甲種 工事、整備、点検のすべてができる知識が身に付く乙種 整備と点検のみができる知識が身に付く |
建築士
建築士は、国家資格で建物の設計や工事の監理を行う専門家で、建物の構造、デザイン、工事管理までを担当します。
建築学科に所属する学部生は、所定科目の履修で1級建築士の“受験資格”がもらえるなど、条件がありますが、希少性が高いため資格取得をしていると有利です。
「目指している」ということを伝えるだけでもいいアピールポイントになることでしょう。
| 有利になる業界 | 建設、ハウスメーカー、不動産 |
| 有利になる業種 | 設計、工事監理、行政手続き、監修、調査鑑定 |
| 必要な勉強時間 | 2級建築士では約500~700時間、1級建築士では700~1,500時間 |
| 身に付く知識 | 2級建築士 設計する建物に制限あり、主に住宅設計ができる知識が身に付く1級建築士 設計する建物に制限がなく、大規模な建物や大型施設の設計ができる木造建築士 木造建築のみ設計でき、2階以下の建物の設計ができる知識が身に付く |
不動産鑑定士
不動産鑑定士は、国家資格で不動産の経済価値を専門的に判定・評価できる専門家です。
特に建築学や土木工学の専門知識が活かせるため、この学部に入っている方は一歩有利になります。
この資格合格者は希少性が高いため、大手企業にも就職できる可能性があります。
| 有利になる業界 | 不動産、金融、建設、学術研究、専門技術サービス |
| 有利になる業種 | コンサルティング、鑑定評価、自治体や民間の調査分析 |
| 必要な勉強時間 | 2,000時間から4,000時間 |
| 身に付く知識 | 業務ですぐに使える不動産の市場や土地の活用などの専門知識が身に付く |
弁理士
弁理士は、国家資格で発明やアイデアを特許庁に登録するための手続き代理や、企業・個人からの知的財産に関する相談・コンサルティングを行う専門家です。
業務に主要で関わる特許出願は、発明の内容を素早く理解し、最先端の科学技術を駆使したものが多いため理系の知識がある程度必要です。
”理系最高峰の資格”とも言われているほどで、理工系の知識が必須です。
| 有利になる業界 | 学術研究、メーカー、専門技術サービス、小売業 |
| 有利になる業種 | 知的財産、コンサルティング、特許事務所 |
| 必要な勉強時間 | 2,000から3,000時間 |
| 身に付く知識 | 理系知識と科学の専門知識、業務に直接関わる能力が身に付く |
基本情報技術者試験(FE)
FEは、国家資格でITエンジニアに必要なコンピューター技術に関する問題に加え、マネジメント、経営戦略ができる専門家です。
情報系の学部生にとって、専門性がさらに身につくため、採用時にのアピールポイントになります。
専門職を志望している人は、この資格の応用版の“応用情報技術者試験”を合わせてチェックしておくと一目置かれる存在になるでしょう。
| 有利になる業界 | IT、WEB |
| 有利になる業種 | プログラマー、システムエンジニア、アプリケーションエンジニア、サーバーエンジニア、WEBデザイナー |
| 必要な勉強時間 | 約200時間 |
| 身に付く知識 | 業務で使うITに関する基礎的な知識が身に付く |
ジェネラリスト検定(G検定)
ジェネラリスト検定とは、AI技術の基礎知識、ビジネスでの活用事例、倫理問題などの知識を問われ、この資格があるとAIを事業に活用できる人材として証明されます。
AIの技術や機械技術の発展に伴い、需要が高くなっている資格の1つです。
| 有利になる業界 | IT、製造、金融、マーケティング |
| 有利になる業種 | システム・プログラミング開発、データ分析 |
| 必要な勉強時間 | 30から60時間程度 |
| 身に付く知識 | 機械学習や人工知能の知識が身に付く |
文理問わず無双できる資格5選

文系・理系問わず有利になる資格をご紹介します。
TOEIC
TOEICは、国際的なビジネスや日常生活での実践的な英語コミュニケーション能力を測定する世界共通のテストです。
合格不合格はなく、スコアによって基準が分かれており、企業ごとに一定の基準以上が応募資格がある場合があります。

| 身に付く知識 | TOEIC Listening & Reading Test(L&R)聞く力と読む力を測るTOEIC Speaking & Writing Tests(S&W)話す力と書く力を測る |
| 有利になる業界 | 商社、メーカー、IT、金融、航空、コンサルティング、観光、教育、保険 |
| 必要な勉強時間 | 100点アップに200から300時間 |
MOS(Microsoft Office Specialist)
MOSは、マイクロソフトが認定するMicrosoft Officeのソフト(Word、Excel、PowerPoint)を使いこなせることを示す国際資格です。
パソコンの経験の有無や目指すレベル(一般/アソシエイト、エキスパート)が異なり、高いレベルであればあるほど有利になります。
業務効率を上げる点では、会社が求めているものの1つで即戦力になり大きなメリットがあります。
| 身に付く知識 | パソコンの基本操作と効率できな業務遂行できるスキルが身につく |
| 有利になる業種 | 企画、営業、事務、バックオフィス |
| 必要な勉強時間 | 一般レベル約80時間、エキスパート45から80時間 |
秘書検定
秘書検定は、秘書に必要な知識やスキルだけでなく、一般常識、ビジネスにおけるマナーや敬語の使い方を証明できる資格です。
秘書を目指す人だけでなく、学生から社会人まで、就職する上で重宝されるスキルを身につけることができます。
ESになくなら、3級は社会人の初歩的な知識が中心のため、2級以上を取得すると就活で役立つでしょう。
秘書志望の人や社会人としての対応力や判断力を極めたい人は準1級以上を目指すと高くアピールすることができます。
| 身に付く知識 | 3級 社会人として最低限必要な常識やマナーが身に付く2級 電話対応や接遇など応用力が身に付く準1級 様々な場面の判断力や対応力が身に付く1級 スキル向上を目指せる |
| 有利になる業種 | 秘書、事務全般、接客・カスタマーサポート、ホテル、受付、管理職などあらゆる業種で活かせる |
| 必要な勉強時間 | 3級・2級で約20~70時間準1級・1級では100〜180時間以上 |
ITパスポート
ITパスポートは、ITの基礎知識から企業とITの関係、経営に関わることまでの知識が身に付く国家資格です。
文系の人でも、IT業界に進む人が多くなる中、基本的な情報技術があると示すことができるため有利になります。
情報学部にいる学生は、普段の知識を使い最短20時間ほどで身につけることも可能な資格ですのでぜひチェックしてみましょう。
| 身に付く知識 | 情報技術の基礎知識 |
| 有利になる業界 | IT、建設業、小売業、製造業、金融業、医療、官公庁 |
| 有利になる業種 | 事務、営業、企画、人事など、 ITを活用した業務効率化、デジタル化を進める職種 |
| 必要な勉強時間 | 約100時間 |
日経TEST
日経TESTは、ビジネスに必要な経済知識とそれを仕事に応用して考える力(経済知力)を証明できる資格です。
会社のさらなる発展のために、経済の動きや新しいアイデアを生み出す力が採用担当に高く評価され大きなアピールポイントです。
将来の業界研究や職種を決めるときの判断基準にも役に立つ部分がたくさんあります。

| 身に付く知識 | 経済の動き、ビジネス、思考力 |
| 有利になる業界 | 全ての業界 |
| 有利になる業種 | 経営環境、企業戦略、会計・財務、法務・人事、マーケティング・販売、生産・テクノロジー |
| 必要な勉強時間 | 30から40時間で1000点中700点取得できる |
【業界別】入社後に役立つ資格一覧

業界別に役に立つ資格を一覧でご紹介します。

全業界
英語力はもちろんパソコンスキルや、経済知識、社会人としてのマナーは文系・理系問わず有利になります。
| TOEIC、MOS、秘書検定、ITパスポート、日経TEST |
IT業界
IT業界に興味があるなら、ITの基礎知識が身に付くITパスポートが第一歩としておすすめです。
さらに評価ポイントになり、幅広い業務に役立てるなら基本情報技能者試験(FE)の取得もおすすめです。
AI技術の発展で企業でのAI技術の導入や開発をしているなら、G検定も有利になるでしょう。
| ITパスポート、FE、G検定 |
商社業界
また企業間の取引や事業の投資に関わる場面も多いため簿記の資格も役に立ちます。
ビジネスの分野の知識を幅広く扱う中小企業診断士の資格も有利です。
企業コンサルティングに関わる弁理士も有利になる資格です。
| 簿記、中小企業診断士、弁理士 |
金融業界
金融業界では金融や税金、投資など広い知識がどの部署でも役に立つためFPの資格がおすすめです。
さらにビジネスや企業運営の分野の知識を幅広く扱う中小企業診断士の資格も有利です。
| FP、中小企業診断士 |
不動産業界
土地の売買を担当することができる宅地建物取引士をはじめ、さらに不動産の評価を専門的にできる不動産鑑定士は専門知識が必要なため希少性が高く有利に働きます。
法律が多く関連するため、法律系に強い行政書士や司法書士も有利になる資格です。
| 宅地建物取引士、不動産鑑定士、行政書士、司法書士 |
インフラ業界
私たちが日頃欠かせないインフラ管理や保安に必要不可欠な電気工事士とガス主任技術者は、電気会社やガス会社では必要不可欠な存在のため有利になる資格です。
| 電気工事士、ガス主任技術者 |
「資格は意味ない」と言われる理由

「資格が意味ない」「いらない」と言われている理由についてお伝えします。
資格よりも重視するものがあるから
企業は資格よりも学生時代の経験や実績を重視して評価します。
そのため、「資格を持っている」ことよりも、資格をなぜ取ろうと思ったのか、勉強したときに工夫した経験、これから活かせそうと思った経験を伝えると高く評価されやすいです。
そのため資格取得の目的をはっきりさせておくことがおすすめです!
資格に合格していなくても、「勉強中」であることもアピールポイントになり、有利になります。
志望する業界に関連がないものはアピールにならないから
採用担当は今後の活躍を想像しながら、採用の良し悪しを決めます。
せっかく資格を持っていても、その資格が活かせる場面がなければ採用担当には響きません。
そこで会社にメリットがあれば、有利になったり、入社後に期待されたりする存在になれるため覚えておきましょう。
さらに働いた後の活かし方を考えながら資格を取ると取り組み方も変わり、ガクチカに書くこともできるためおすすめです。
志望する業界を探したい人はこちらもおすすめです。

資格必須の企業は少ないから
新卒採用では、多くの会社が研修制度や教育の期間が準備されています。
そのため医師免許や看護師などのように国家資格が必要な業種以外は入社後のタイミングで間に合うことが多いです。
大学生が資格を取るおすすめの時期

資格は大学3年の5月までに取得しておくのがおすすめです。
早期の選考は早い時期で、大学3年の夏が終わる頃が多いため、その前に取得できるとESでしっかりアピールすることができます。
下記でアピールできるポイントをまとめたのでそちらも参考にしてみてください。

採用担当が見る有利になる評価ポイント

採用担当が高く評価するポイントをご紹介します。
取得する理由が評価される
会社は実際の業務に役立つのか、業界への志望度が高いのかを見ています。
資格を取ろうと思ったきっかけとともに、業界を志望した理由も合わせて伝えられると好印象を与えることができます。
【エンジニア志望 × ITパスポート】の例
ITの基礎知識を身につけるために、ITパスポートの資格取得に取り組みました。
当初は専門用語の理解に苦労しましたが、毎日30分ずつ学習時間を確保し、分からない部分はYouTubeや公式テキストで徹底的に調べるようにしました。
結果、約3か月で合格することができ、ITの仕組みを論理的に考える力がつき、業界の知識も身についたと感じています。
この経験を通して、目標に向けて継続的に努力する姿勢と、課題を自ら調べて解決する力を養いました。
書く・伝えるポイント
「学習の工夫」や「学んだことがどう仕事に活きるか」を含める
努力したことが評価される
「合格できなかった」となっても心配する必要はありません。
前向きな姿勢で取り組んだことそのものが、評価されるメリットにつながります。
ただし、上手くいかなかったり、苦労した点を合わせて伝えるとより有利になります。
【不動産業界志望 × 宅建の資格勉強】の例文
不動産業界への理解を深めるため、宅地建物取引士の資格取得を目指して勉強しています。
通学時間や空きコマ時間を活用し、毎日少しずつでも継続して学習を進めました。
モチベーションを保つために、同じ学部の友人と週1回勉強内容を共有し、互いに質問し合うことで理解を深めています。
法律用語の難しさに苦戦しましたが、自分で要点をまとめるノートを作成することで克服しました。
この経験を通じて、限られた時間の中でも目標に向けて計画的に行動し、継続する力を身につけられたと感じています。
業務への活かし方が評価される
採用担当は、資格取得を通して学んだことを、実際の業務に活かし、会社の業績が上がる人を選びます。
入社後に働いているイメージができるように志望業界や職種の強みを必要性について伝えると有利になります。
【TOEIC200点アップ × 語学力強化】の例
海外のクライアントと円滑にやり取りできるよう、TOEICのスコア向上を目標に学習を続けました。
毎日通学時間の20分を単語学習にあて、週末にはオンライン英会話で実践練習を行うなど、生活リズムに合わせた学習計画を立てました。
特にリスニング力向上に課題を感じ、英語ニュースを毎朝聞く習慣を半年以上継続した結果、この1年で200点アップを達成することができました。
この経験を通して、目標から逆算して計画を立て、地道に継続する力を身につけることができました。
今後は、実践的な英語力をさらに磨き、国際的な業務にも貢献できるエンジニアを目指しています。
就活の強みを作りたいあなたへ

様々な業界や業種で活かせる資格をご紹介しました。
資格だけでなく実務経験があるとより好印象で有利に立つことができますが、場合によります。
今の時代、どの業界や業種でもWEBスキルが必須のため、資格よりもさらにWEBスキルがあることが評価につながります。
会社に入ってからも、学んだスキルが長期的に役に立ちます。
就活に有利で、将来的にも有利になるWEBスキルが気になる方はこちらを参考にしてみてください。

文系・理系別!就活で有利な資格|まとめ

就活であると有利な資格について文系・理系ごとにご紹介しました。
志望する業界や業種に活かすことができ、さらに就職後も長期的に役に立つ資格まで様々です。
今あるものにプラスで「なにか資格を取りたい」と思う人はぜひ1つ資格取得を考えてみると、これから就活が有利に進むようになります。
