公務員である「安定」の道を選び、看護の専門学校に入学した響さん。でも、そんな看護学校では過酷な実習が続き、怒られては泣く毎日…。そんな毎日に限界を感じて、1年で専門学校を辞めフリーターになりました。
そんなフリーター生活の中、響さんが出会ったのが「SNS起業」という新たな選択でした。
”自分自身が事業を通して大きく変わったように、私も人を動かせる人になりたい”
SNS起業という道と出会って2年半。その中で大きく変化していった響さんが、“夢中になれる仕事”を見つけ、追い続けた先に見つけたものとは?
田中響(たなかひびき)さん
現在23歳で、2年前からダイエット事業をイチから立ち上げ運営している。20歳の時に看護の専門学校を中退し、フリーター生活を経て立ち上げたダイエット事業では、Instagramのフォロワーは12万人超え。人気インフルエンサーとして今も活動を続けている。
SNS起業を学ぼうと思ったきっかけ
「自分には無理」やりたいことを諦めて“安定の道”へ
響さんは20歳の時事業を始められたとのことですが、それまではどんな生活を送っていたんですか?
もともと、高校を卒業して看護の専門学校に通っていて。でも1年くらい通って辞めて、バイト生活をしている時にたまたま声をかけてもらったって感じでした。
なるほど!もともとは看護師になりたいという夢があったんですか?
そうですね。両親も姉も看護師で、近くで見て育ってきたから「看護師かっこいいな」って思って、目指してました。本当は獣医になりたいって夢もあったんですけど…、勉強も大変だし、そこまで自分頭良くないしって諦めちゃって(笑)学費の安い公立の看護の専門学校に通うことを決めました。
過酷な看護実習…自分には向いてないかも
看護学生って大変というイメージがありますが、専門学生の時はどんな生活を送っていたんですか?
そうですね、大変でした(笑)
もともと、人と関わったり話したりすることが苦手なんですけど、看護師って、人間関係が付きものじゃないですか(笑)患者さんとのコミュニケーションも苦痛で、でもなんとかやり過ごしてきたんですけど…。
実習は本当に大変で、一緒にやってた子たちの中でも辞めていく人が何人もいたから、自分も辞めようって思ったことも何度もあったんですよね。退学届けを書いて、でも出せなくて、みたいな。
なるほど、そうだったんですね。
そんな中で、辞めることを決めたのはどんなきっかけがあったんですか?
ちょうどある実習で、ひたすら怒られて、ひたすら泣いて、みたいな毎日を送っていて。
「私、ここまでがんばって、本当に看護師になりたいのかな。ここまでがんばってやりたいことじゃないな。」って思っちゃったんですよね。それで、辞めることを決めました。
▲看護学生時代の響さん
45連勤フリーター生活の中で出会った、SNS起業という新たな選択
専門学校を辞めてから、今のお仕事と出会ったのはどんなきっかけがあったんですか?
専門学校を辞めてから、海外に行けばなんとかなるかなって思って、カナダの専門学校に行って、向こうで仕事をしようって考えてました。
その費用を稼ぐために、ひたすらバイトをしてましたね、45連勤とか(笑)
45連勤!?すごいですね…!(笑)
でもバイトしてて、「あれ?これいつ海外行けるんだろう」って、これじゃ限界あるなって気づいたんですよね。(笑)
そんな時にたまたまInstagramで、フリーランスとして仕事をしている方に出会って。
実際に売上をあげている姿とか、楽しそうに仕事をしている姿とかを見て、いいなって。
自分もこんなふうになりたい、って思ったのがきっかけでした。
▲フリーター時代の響さん
SNS起業を学んでみて
正直、大変。でも“楽しい”から続けられた。
そこから実際にSNS起業をやってみてどうでしたか?
そうですね、大変なことがやっぱり多かったです(笑)
事業を始めた時は、バイトと掛け持ちでやってたので、なんでこんなにやってるんだろうと思いながら、ひたすらやる毎日でした。バイトしなくてもいいくらい売上が上がってきてからも、お客さんの対応に追われて、もうやりたくない…ってなったことも、正直何度もありましたね(笑)
やっぱり、何かに挑戦し続けるって簡単なことじゃないですよね。
看護学生の時は、大変な毎日に耐えられず辞めてしまったと思うのですが、今こうして続けられているのは、どうしてですか?
そうですね。その時とは違って、今はやりがいもあるし、楽しいなって思えるからかなあ。お客さんの対応は大変だけど、やっぱりお客さんが喜んでくれることは嬉しいし、そのたびにやりがいを感じますね。
やりがいを感じられる仕事に出会えるって幸せですね。
そうですね。でも、今がんばれてるのは、がんばれるための環境があるのも大きいと思います。
今までは辛かったら辞める選択をしてきたけど、今は一緒に仕事をする人たちが、「どうしたらできるようになるか」って考えてくれて、やる理由を一緒に見つけてくれるから、ここまで辞めないで、楽しく続けられているんじゃないかなって思います。
▲仕事仲間と話しながら一緒に仕事をする様子
“失敗してもいいや”怖くても行動できる自信がついた
今は、仕事自体にやりがいを感じられたり、素敵な人たちと一緒に仕事ができたりしているからこそ、続けられているんですね。
自分の中での気持ちの変化はなにかありましたか?
そうですね。今までは「出来なかったらどうしよう」って思うと怖くて、やる前に諦めてしまうことも多かったんです。自分の中でこうしたい、と思っても、失敗するのも怖いから行動もできなくて、今までに何か大きいことをやりきったこともなかったから、自分に自信もなかったです。
でも、事業をイチから作ったり、その中で売上を出せるようになったりする中で、できるか不安なことも、「一旦やってみようかな、失敗してもいいや」って思えるようになりました。
苦手だった人と話すことも、仕事をする中でたくさん向き合って、今では毎日のように、誰かと話しながら、関わりながら、仕事をしたりしてますね(笑)苦手だったことにもそうやって、逃げずに向き合えるようになったなって思います。そうやって行動できたからこそ結果もついてきて、「自分にもできた」っていう自信が持てるようになったのかなって思います。
今後の展望
自分のやりたいことを実現できる自分に
響さんは今後の夢や目標は何かありますか?
なにか具体的にこれをしたい、っていうのはぶっちゃけ今はないです。でも、何かしたい、こんなふうになりたいって思ったときに、諦めないで自分が挑戦できるようになっていたいなって思います。
私は周りから「いつも生き生き仕事して楽しそうな人」って思われるくらい、充実した濃い人生にしたいなって思います。そういう人の方が、人はついていきたいって思えるんじゃないかなって思います。
自分が変われたように、人の人生を変える仕事をしたい
なるほど!人がついていきたいと思えるようになりたいというのは、響さん自身が将来的にそういう仕事をしてみたいなって思う気持ちもあるのでしょうか?
そうですね、人を動かせるような人になりたいです!映画ってすごくて、感情が大きく動いたり、人が行動するきっかけになったりしますよね。自分の人生も関わってくれている人たちのおかげで大きく変化したように、自分も人を動かせるような、感情を動かせるような仕事をしていきたいなって思っています。
自分探しで悩むあなたへ
「私には無理かも」諦めそうになっても行動し続ける
最後に響さんから、自分探しに悩んでいる方へメッセージをお願いします!
自分の強み探しって難しいですよね。私が看護学生時代、看護師って自分に向いているのかって何度も考えたことがあって、横浜の中華街のおばさんに将来の仕事の相性まで占ってもらったくらい不安でした(笑)今思えば、世の中的にも安定、普通、の道だからそれを正しいって思っていたかったのかもって思っています。
私自身今思うのは、「自分の強み」って自分で探すものだなって。今の状態であれこれ考えていても難しいし、実際に自分で行動して、経験してみないとわからないなって思います。
これ、すごく怖いけどやらないと死ぬまで後悔するんですよね。だからこそ、気になるものは一旦チャレンジ!自分の強みは自分から探してみて欲しい!諦めて何もしなかったら後悔しか残らないので、まずは大きな1歩かもしれないけど、自分の気になることをやっている人に話を聞いてみるとか。
過去の自分に対して後悔したりするくらいなら、自分探しへの一歩、動き出してみて欲しいです!
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響さんが最後に、「気になるものは一旦チャレンジ」「やらないと死ぬまで後悔する」という言葉を贈ってくれました。知らぬ間に、「世の中的に」「普通はこうするべき」そんなフィルターで、自分のやりたいことや可能性をつぶしてしまっているかもしれません。
まずは自分が“本当にやってみたいこと”に挑戦してみませんか?行動していく中できっと、自分に一番合う仕事や、自分の強みが見つかるはずです!
響さんのように起業という選択をして、「自信のない今の自分を変えたい」「自分にしかない強みを作りたい」そんなふうに思っている方はぜひ一度、自分探しワークショップに参加して、自分らしい生き方の一歩を踏み出してみてくださいね!
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