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学歴コンプレックスは一生続く?特徴や原因を知ると見える克服方法

「自分より高学歴の人を前にすると、自分と比較してしまって嫌になる…」

「あの時浪人してでも良い大学を目指していればよかった…」

学歴コンプレックスは、自分の学歴に対して感じる劣等感から自己評価を過剰に下げてしまうことで、心の悩みや人間関係、そしてキャリアにまで影響を与えてしまうこともあります。

しかし、人生は学歴では決まりません。

この記事では、学歴コンプレックスを抱いて生きづらくなっている人に向けて、その原因や治し方までご紹介していきます。

あなたの今後の人生を、もっとより良くしていくためにも、ぜひ参考にしてみてくださいね。

学歴コンプレックスとは?一生続くの?

デスクの奥に積み上げられた本5冊と、左に青い鉛筆がたくさん入った鉛筆たて、その手前に開いた状態の白いノート

学歴コンプレックスとは、自分の学歴と周囲の人の学歴を比較して、劣等感を抱いたり嫉妬心を抱いたりしてしまうことです。

例えば、「自分は高卒だけど、周りは大卒ばかりで引け目を感じる」「同じ大卒でも高学歴の人がいると自分が劣っているように感じる」というようなことが挙げられます。

しかし、東大出身者でも学部でコンプレックスを感じる場合もありますし、高学歴だからコンプレックスがないというものでもありません。

学歴コンプレックスは、その人自身の価値観に強く依存するものと言えるでしょう。

この価値観は、今まで生きてきた環境や時代背景、そして何より両親や先生などの教育者の言葉に大きく影響を受けます。

ではこの学歴コンプレックスは一生続くものなのでしょうか?

結論から言うと、あなたのこれからの行動によっては十分に克服することができるでしょう。

人生で学歴を重視される時もありますが、ずっと続くわけではありません。

学歴コンプレックスによって少しでも生きづらさを感じているなら、まずは学歴コンプレックスになる人の特徴や原因を知って、今後あなたがどうしていくか考えるきっかけにしてみてください。

学歴コンプレックスがある人の特徴

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学歴コンプレックスがある人の特徴を以下に解説します。

自分に当てはまるものがないか参考にしてみてくださいね。

他人への学歴の関心が強い

学歴コンプレックスがあるひとは、他の人の学歴への関心が強く、相手の学歴を執拗に知りたがります。

自分の方が高学歴だとわかれば、大学の自慢をしたり、相手を下に見るような発言をしたりする人もいます。

逆に相手の学歴が高い場合は、素直に褒めて自分と比べて落ち込んだり、「あの時こうだったら自分も…」と後悔したり、さまざまです。

自分の学歴を自虐ネタにする

学歴の話になると、自分の学歴を自虐ネタにし始める人も少なくありません。

「すごい!私なんかとは違うね!」と先に学歴気にしていませんよアピールをして、見下されないための自己防衛をしている場合が多いです。

自分で触れてほしくない部分をあえて触れておくことで、自虐発言以上のダメージを相手から受けないようにしているのです。

異常に謙遜する

学歴の話題で、異常に謙遜し始めるパターンもあります。

「私は⚪︎⚪︎大学だから全然ダメです、△△さんは、△△大学だからさすがですよね!」

こんな風に学歴で自分を下げつつ、相手を立てるような発言をしたことはありませんか?

しかし、そのあとの相手の返しは、「いやいや、⚪︎⚪︎大学だからって、⚪︎⚪︎さんの方が仕事できるじゃないですか〜!」と、大抵何か他のことで自分を褒めてくれるはずです。

「私なんて〜」と過剰な謙遜をする人は、「そんなことないよ」と承認欲求を満たす言葉を待っている場合も多いです。

学歴の話題を避けようとする

学歴コンプレックスの人は、そもそも学歴の話にならないようにする人もいます。

学歴の話になりそうだと感じたら話をそらしたり、黙り込んで自分の学歴を話すことを避けたり、あえて触れないようにする場合もあります。

例えば会社の飲み会や、同窓会などでも、自分より高学歴の人との接触を避けて、学歴の話題で傷つかなくて良いように自分を守ります。

学歴が給料に影響がでる職種の場合は、給料の話でも劣等感を感じるので、なるべく避けるようにしています。

自分より学歴が低い人に対してマウントをとりたがる

学歴コンプレックスの人は、自分が高学歴であることを自慢したり、相手の学歴が低いことをけなしたりして「学歴マウント」を取ることがあります。

自分がそこまで高学歴じゃない、受験に失敗して二流大学になってしまった…という人は特に「こいつらよりは自分がマシだ、優れている」自尊心を満たすために相手を下げる発言をすることもあります。

家族の学歴を自慢する

自分の学歴がコンプレックスでも、親や兄弟など、自分の身近に高学歴の人がいる場合は、それを自慢して劣等感をかき消すようにする人もいます。

「親が東大で〜」と言うことで、そんなすごい人と家族である自分もすごい、と自己顕示欲を満たすのです。

交際相手や結婚相手にハイスペックを求める女性もこの傾向にあると言えるでしょう。

ブランドもので身を固める

学歴によって自分に引け目を感じたり、劣等感があるからこそ、ブランド物に身を包む場合もあります。

特にプライドが高い人は、学歴で負けている分を取り返すために、何か他のことで優位に立とうとした結果、ブランド品で着飾ることで自尊心を保つ傾向にある人が多いでしょう。

うまくいかないと学歴のせいにする

学歴コンプレックスの人は、どうしても学歴が気になって劣等感を抱え込み続けた結果、思考がネガティブになっていきます。

何かうまくいかないことが起きたら、自分の学歴が低いせいだと思い込むようになってしまいがちです。

関係がないことでも、「ああ、やっぱり低学歴だし…」と本質を見極めずに学歴が原因と考えてしまうのです。

学歴コンプレックスになる原因

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学歴コンプレックスになる原因には、以下のものがあります。

行きたい大学に行けなかった

行きたい大学に行けなかったことによって、学歴コンプレックスになってしまう場合があります。

受験に失敗し、希望の大学ではなく滑り止めで受けた大学に通っていると、

「本当は今頃⚪︎⚪︎大学で楽しい大学生活を送っていたのに。」

「こんな大学、好きで通っているんじゃない」

といった否定的な考えが根付いてしまい、卒業後も引きずってしまうのです。

学歴についてバカにされたことがある

学歴のことを気にしていなかったのに、周りに学歴をバカにするような人がいることでコンプレックスを感じるようになる人もいます。

相手が自分の学歴を知った途端にころっと態度を変える、「よくこの会社入れたな〜」と鼻で笑われる、など…。

一度でもこのようなことを言われてしまうと、自分の学歴って低いんだ…と自信を失ってコンプレックスになってしまうようになるのです。

周りに高学歴が多い

職場やパートナーなど、身近な人で高学歴な人がいることで学歴コンプレックスになる場合もあります。

その人たちに直接何か言われた訳でなくても、一緒にいる自分とのギャップを感じたり、会話のレベルが高く感じたりなど、自分と比べて負い目を感じるようになってしまうのです。

親の教育が学歴主義

小さい頃から「いい大学に入りなさい」と勉強するように教育された経験がある人に多いです。

こういう場合は親自身に学歴コンプレックスが強く、子供に一流大学に通わせることで親自身が満足したいためにこのような価値観を植え付けられてしまうのです。

「MARCH以上の私立か、国立大学じゃないと意味がない」

こんな風に刷り込まれて、なかなかその価値観から抜け出すことができなくなってしまったり、親に認めてもらうために絶対いう通りにそうしなきゃと追い込まれてしまったりすることが、学歴コンプレックスに繋がります。

就活でうまくいかなかった

就活でうまくいかないことも、学歴コンプレックスになる原因として多いです。

特に大手企業での就活では学歴フィルターというものが存在するので、学歴だけでエントリーシートが通るか通らないかが決まってしまいます。

学歴による差別を目の当たりにして、自分の価値そのものが低いと思い込んでしまうようになってしまうのです。

会社の待遇が学歴で変わる

入社した会社によっては、学歴で給与が変わるなどの待遇に違いが出てきます。

それだけでなく、特に目立つような成果をあげていなくても、高学歴の同期が早く出世したりすることもあります。

そんな学歴重視の環境にいると、「自分の方が仕事ができるのに、どうせ頑張っても無駄だ…」と学歴コンプレックスに陥ってしまうのです。

学歴コンプレックスの治し方

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学歴コンプレックスは克服して治すことができますが、そのためには自分の価値観が変わるための行動を起こす必要があります。

ここでは、学歴コンプレックスを治すための5つのことについて紹介します。

行きたい大学に編入・再受験する

自分が高卒だったり、出身大学に不満を持っているなら、大学受験に再挑戦して学歴を更新する方法があります。

大学受験は一般受験だけではなく、編入試験、社会人入試、大学院受験など、選択肢はさまざまです。

合格するに越したことはないですが、もしうまくいかなくても、抱えていたモヤモヤした気持ちがスッキリして吹っ切れる可能性も高いです。

学歴コンプレックスを治すためにここまでの労力はかけられないという場合は、以下の4つのいずれかにチャレンジしてみることをおすすめします。

学歴で判断する人とは距離を置く

周囲に、学歴で人を判断するような発言を平気でしてしまうような人がいれば、その人とはなるべく距離を取るようにしましょう。

そういう偏った考えを聞いているうちに、無意識のうちに自分の中に刷り込まれて、抱えなくて済むコンプレックスを抱えることになってしまいます。

そういった考え方からは離れて、学歴ではわからない相手の本質をみる習慣をつけていくことができれば、学歴コンプレックスは克服することができるでしょう。

自分が納得できる仕事に就く

今の仕事がうまくいかなかったり、頑張っても評価されない、待遇に問題があるなど不満がある場合、学歴のせいだと思う節があるのであれば、もっと実力や頑張りを正当に評価してもらえる仕事に転職するのが良いでしょう。

自分の納得できる仕事ができて、待遇や評価にも納得ができるようになると、過去の学歴に囚われずに、今の自分を生きられるようになるはずです。

仕事で結果を出す・稼ぐ

仕事で結果を出すかどうかは、学歴に関係なくあなた自身の努力によって決まります。

仕事で結果が出せると会社内での評価も上がり、収入にも直結してくるでしょう。

収入が上がると生活が豊かになって、気持ちに余裕も生まれます。

また、今の会社で評価されない場合は、副業で稼げるようになってみても良いかもしれません。

学歴よりも、仕事ができて稼ぎがあることの方が、生きていく上で重要と言えるでしょう。

スキルや資格を身につける

スキルや資格を持っていると、評価されやすく自分に自信が持てるようになります。

職種によってはスキルや資格が重視されるため学歴での差別はほとんどなくなるでしょう。

今のあなたの努力次第でいくらでも結果に残せて、転職したいと思った時にも有利に働く可能性が高まります。

ただなんでも良いという訳ではなく、ある程度の難易度の高さは必要です。

WebスキルであればプログラミングWebデザイン、資格であれば宅建や税理士などがおすすめです。

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学歴コンプレックスとの付き合い方

デスクの奥に積み上げられた本5冊と、左に青い鉛筆がたくさん入った鉛筆たて、その手前に開いた状態の白いノート

ここまで、学歴コンプレックスの原因と克服方法についてまとめました。

とはいっても、すぐに克服できて、明日から綺麗さっぱり忘れて過ごすことは難しいですよね。

学歴コンプレックスを克服するために行動しつつ、上手に付き合っていく方法をご紹介します。

今すぐ行動できなくても、克服に時間がかかっても、この付き合い方を大事にすることであなたの心が少しでも楽になれたらと思います。

学歴コンプレックスはあっても良いと認める

まず、学歴コンプレックスはあっても良いと認めるところから始めましょう。

コンプレックスは、頑張った経験があるからこそ生まれるものです。

そもそも頑張ったこと、努力したことがない人にはコンプレックスは生まれません。

足りない「学歴」にだけ目を向けるのではなく、他にあなたが積み上げてきたもの大切にしたい周囲の人にも目を向けましょう。

例え学歴コンプレックスがあっても、こんなにたくさんの大事なものに囲まれていると気づくはずです。

学歴コンプレックスの何が嫌なのか深掘る

学歴コンプレックスを抱えている自分がどうしてもいやで認めてあげられない…という場合は、自分の考え方の癖を知るために、学歴コンプレックスについて以下のように考えてみましょう。

学歴が低いとどう思われそう?

回答例)頭が悪いと思われる、仕事ができないと思われる

学歴が高いことでどうなりたい?

回答例)人からすごいと思われたい、尊敬されたい、自信をつけたい

学歴を言うことで誰にどう思われそう?

回答例)同僚にバカにされそう、上司にポンコツと思われそう

このように、本当は自分は何が嫌で何が理想なのか、学歴という表面的な問題からさらに掘り下げて考えることができます。

そして実はそれらはもう手に入れているものかもしれませんし、学歴じゃなくても手に入れられるものかもしれません。

考えてみよう!

  • スキルを身につけることで解消できないか?
  • 本当に周りの人は学歴を気にしているのか?
  • 学歴じゃないと解消できない問題なのか?

自分の出した答えに対して、今一度掘り下げてみると、少しだけあなたの世界の見え方が変わってくるかもしれません。

まとめ

デスクの奥に積み上げられた本5冊と、左に青い鉛筆がたくさん入った鉛筆たて、その手前に開いた状態の白いノート

いかがでしたか?

学歴コンプレックスになってしまう原因はさまざまあり、特徴もそれぞれ異なって見えてきます。

大事なのは、あなたが感じている問題の本質から目を背けないことです。

学歴コンプレックスの治し方や、あえて付き合って生きていく考え方を身につけるなど、その克服方法は人によって異なります。

今の自分に必要な行動は何か、今一度考えてみて、あなたのこれからの人生を充実させていくきっかけにしてみてくださいね。

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