「就活で必要な自己分析ってなんだろう…」
「自己分析のやり方ってどうしたらいいの」
就活を始めようとすると”自己分析”という言葉をたくさん目にしたのではないでしょうか?
就活準備では”自己分析をしよう””自己分析が大切”とよく言われています。
その理由は、面接官に就活の軸をしっかり伝えられることで評価が上がり、内定に繋がりやすいためです。
しかし、実際に自己分析をするとなると何をしていいのかわからず手が止まってしまう人も少なくないはずです。
就活において内定がゴールではありません。
内定をして、働いて、その上どんな自分でいたら幸せなのか、将来までを考えることが大切です。
自己分析が明確になっていないと、会社との相性が合わず、長く続かないまま辞めてしまう人もいます。
この記事では、就活をうまく進めるために自己分析の定義や方法、実際に自己PRや志望動機への活かし方までをご紹介します。
自己分析のやり方に悩みがある人はぜひ1つ試してみましょう。
自己分析とは?|幸せを明確化する

自己分析とは、自分の性格、価値観、強み、弱み、経験などを深く掘り下げて理解し、言語化し、過去と未来を分析して自分がどんな人か知る作業です。
さらに、自己分析は「自分が5年後、10年後、幸せでいること」を実現できるようにするための大事な作業です。
幸せの感じ方は人それぞれで異なります。
例えば、「大手に入ってたくさん稼いでお金持ちになる」「ストレスなく過ごす」「幸せな家庭を持ち、仕事もうまくいくこと」「職場や周囲の人間関係で悩まない」などです。
自己分析は、就職活動において、自分に合った業界や仕事選びを見つけるために必要不可欠な土台となり、自分が”企業に合っているのか”を効果的にアピールができることにつながります。
自分目線だけでなく、他者目線から自己分析を行うことができるため下記でご紹介していきます。
自己分析スケジュール|就活がスムーズに進む


自己分析の準備は、就活が本格的に始まる3年生の4月までに終わらせておくといいでしょう。
選考は3年生の6月あたりから夏のインターンの選考が始まり、10月からは早期選考が始まります。
したがって、3年生の4月までに自己分析が終わっていると、選考までに業界選びや企業選びをする時間があり事前に対策ができます。
自己分析が就活で大事な理由

自己分析が就活で大事になる理由をご紹介します。
就活軸が明確になるから
就活軸が明確になると、自分が行くべき企業が絞られてきます。
業界や働き方が自分に合うのか、自分の強みが活かせるのか、将来の目指したい夢、数年後が明確になってきます。
アルバイトをした経験がある人は、今のアルバイトを選んだ時に考えたようにするとイメージがしやすいです。
アルバイトを選んだ例
- 人と話すのが好きだから接客をやってみたいな
- 将来教育の道を考えているから塾講師で経験を積めるのではないか
同じように、就活で考えてみましょう。
自己分析で考えてみると…
- 年齢に関係なく仕事を任せてもらいたいからそんな社風の会社を選ぼう
- 大学で観光業界について学んだことを活かせる観光業界や旅行代理店、航空業界を中心に考えてみよう
- 地域や社会の役に立てるような仕事や事業に関われる職種を選びたい
自己PRや志望動機の説得力がアップするから
自己PRや志望動機が明確になると、面接官へ説得力が増し、好印象を与えることができます。
面接官はあなたのことを全く知りません。
そんな人に自分がどんな人かだけでなく、何を考えているのか、魅力があるのか、将来性を短時間で伝える必要があります。
自己分析では出来事だけでなく、日常で考えていることから「自分がどういう人」か「自分らしさ」を把握しておくことが何よりも大事になってきます。
面接官が見極めるポイント
- 企業が求める人物に合っているか
- 人柄、人間性
- 一緒に働くイメージが湧くか
- 数年後の成長が想像できるか

自己分析が明確になる8つのやり方|おすすめツールも紹介

自己分析が明確になるやり方を8つご紹介します。
モチベーショングラフを作る
モチベーショングラフとはこれまでの経験や考え方を振り返って、ワクワクや充実さを感じた場面と落ち込んだり気をなくしたりした場面から自分の価値観や特徴を整理していく方法です。
自分の性格や強みから企業を選ぶ軸が明確になり、自己PRや志望動機を作ることにも繋がります。

①縦軸(モチベーションの高低)と横軸(時間の流れ)を書く
②モチベーションの起伏を曲線で書く
③変化がある部分ごとに出来事を書き出す
④③の出来事が起こった時の感情「どうしてそう感じたのか」や行動「なぜそれをしたのか」を書き出す
⑤グラフ全体を見て、モチベーションが高い時と低い時の感情や考えの共通点を探す

自分史で振り返る

自分史は、過去の人生を振り返り、時系列ごとに年表で整理する方法です。
出来事だけでなく、努力したことや得意だったこと、苦手だったことなど、より具体的に書き出すことで、自分の価値観や性格が見やすくなります。
さらに面接でエピソードを話す際に説得力が増す特徴があります。

身近な人から意見をもらう|他己分析
家族や友人、アルバイトの同僚から直接聞いてみると、自分では気づかなかった自分の”意外な一面”に気づく機会になります。

さらに自分の”見せ方”と”弱点”が明確になり、自分の弱点は改善を意識して、強みにして伝えると筋が通っており、より説得力が増したものができます。
ただ聞いてみるだけでなく、そう思った理由や出来事もわかると、面接で面接官に伝わりやすいエピソードになります。
家族に聞きたい質問例
- 私が小さい時から変わらないところは?
- 私の性格は成長するにつれて変わった?
- 私の癖はある?
友人に聞きたい質問例
- 初対面の時どんな印象があった?
- いつも私と一緒にいてくれるのはどうして?
- 私の行動や言葉で印象に残っているものは?
同僚に聞きたい質問例
- 私の仕事ぶりで特に印象深いところはどこですか?
- アルバイトをする中でどんなポジションにいますか?
- 働く中で成長したと思うところはどこですか?
マインドマップを作る
マインドマップとは頭の中にあるたくさんの経験や出来事、アイデアを派生させながら書き出すことで価値観や強み・弱み、長所・短所まで幅広く自己理解ができます。

①1枚の紙と色ペンを用意する
②中心に自分にテーマを書き出す|派生2つ目
テーマの例
得意なこと 苦手なこと 成功体験 挫折経験 趣味 性格 頑張ったこと 大切なこと
③②のテーマからキーワードを派生させる|派生3つ目
④③を「なぜ?」「そのときの気持ちは?」と問いかけて深掘る|派生4つ目以降

ジョハリの窓を作る
ジョハリの窓は、自分がわかっている性格と他人が知っている性格にズレがないかを4つの窓から把握し、自分では気づけなかった”私”を知るきっかけになります。
取り組む中で、新しい能力や短所を発見できると自分が成長するきっかけに直結します。
短所を長所に変える部分は評価されやすいポイントです。

❶ジョハリの窓の表をノートに書く
❷下記の「19の性格」から自分が当てはまるものを選ぶ
①頭が良い
②発想力がある
③段取り力がある
④向上心がある
⑤行動よくがある
⑥表情が豊か
⑦話し上手
⑧聞き上手
⑨親切
⑩リーダー資質がある
⑪空気が読める
⑫情報通
⑬根性がある
⑭責任感がある
⑮プライドが高い
⑯自信家
⑰頑固
⑱真面目
⑲慎重
❸他者目線を知るために2から8人、おすすめは3・4人以上に協力してもらい、同じように「19の性格」で自分に当てはまるものを選んでもらう。
❹自分と相手が書いたものが一致した性格を「開放の窓」に書く
❺自分が書いていて、相手が書いていない性格を「秘密の窓」に書く
❻相手が書いていて、自分は書いていない性格を「盲点の窓」に書く
❼誰も書いていない性格を「未知の窓」に書く
❽表を見て自分と他人のズレを確認して、自己分析を深める
さらに自己理解を広げ、自己PRにつながるように、聞いた相手に「そう思った理由」や「そう感じたエピソード」がわかると深く自己分析ができます。

WILL・CAN・MUSTフレームを使う
WILL・CAN・MUSTフレームは、自分に合う業界や企業、職種を見つけるのにぴったりです。
選考のための志望動機や自己PR作成が一気に具体的になる準備をここでしてみましょう。

①WILLを書き出す
業界や企業を選ぶ基準、志望動機として応用できます。
例えば
- 人に喜ばれることがしたいな
- 頼られたり、尊敬される人になりたい
- 一人前になりたい
- 起業をしたい
- 音楽に携われる仕事をしたい
- 長期で休みをとって海外に旅行したい
- 30代までに年収1000万
②MUSTを書き出す
①WILLで書き出した「やりたいこと」を達成するために、「すべきこと」を書き出します。
そうすることで、今の自分に足りないものや弱点を知る機会になります。
例えば
- 上司の評価で最高を取る
- お客様に丁寧に対応し、感謝される
- 任された仕事を最後まで責任を持つ
- 挑戦を惜しまない
③CANを書き出す
能力、価値観、考え方を自己PRに活かすことができます。
例えば
- TOEIC750点
- 負けず嫌い
- たくさんの人を巻き込む力がある
- 落ち着いて臨機応変に対応できる
- 起業した経験がある
④最後に全てに共通している部分を考える
重なった部分こそが”理想とする生き方”であり”自分に適した仕事”と考えることができます。

MBTI診断をする
MBTI診断は、性格診断ツールで、自分の強みや弱みを具体的にしてくれると同時に職場の適正を教えてくれます。
客観的な視点を与えてくれるため、面接でこれを元に過去の経験のエピソードを加えて伝えると説得力が増します。

適職診断をする
適職診断は、性格を元に強みや向いている仕事や向いてない仕事、合う仕事スタイルを分析してくれます。
厚労省が出している自己診断ツールは興味や価値観から適職を診断してくれます。
能力面からも診断してくれるため、ぜひ一度こちらから試してみてはいかがでしょうか。
これから自己理解を深める、自分に合う企業を見つけるためにもぜひ活用してみてください。
職業興味検査をやってみると…
42の質問から自分の適性と職業リストを出してくれる

自己分析の結果を就活に活かす方法|テンプレも紹介

自己分析がある程度できたら、就活で使うための準備に進みましょう。
志望動機に活かす
志望動機は、「仕事選びの軸」と「企業を選ぶ理由」が重要です。
自己分析で仕事選びの軸がわかり、これを元に企業との相性を見極めることができ、志望動機を明確にしていきます。
ただし、以下のポイントには注意するようにしましょう。
注意するポイント
- 企業が求める人物像に吊られない
→軸がズレて入社できても長く続かない - 先入観に縛られない
→選考で企業研究が浅いと評価されてしまう - 1回で終わりにしない
→選考の段階で評価される度合いが異なる、フィードバックを受けて深掘りの対策をする
IT業界向けの志望動機の例
私の仕事選びの軸は、「技術を通じて課題解決ができ、成長し続けられる環境であること」です。
ITは業界や職種を問わず価値を提供できる分野であり、長期的にスキルを磨きながら社会に貢献できる点に魅力を感じています。
中でも貴社は新人育成の領域に強みを持ち、未経験者でも基礎から学び、実務を通して成長できる環境が整っていると感じました。
また、チームで知識を共有しながら成果を出す文化にも惹かれています。
主体的に学び続ける姿勢を活かし、技術面だけでなく課題解決力のあるエンジニア(またはIT人材)として、貴社に貢献したいと考え志望いたしました。
人材業界向けの志望動機の例
私の仕事選びの軸は、「人の選択や成長に寄り添い、人生の転機に関われる仕事であること」です。
これまでの経験から、一人ひとりの想いや背景を理解し、最適な選択を支えることにやりがいを感じてきました。
貴社は求職者と企業の双方に真摯に向き合い、短期的なマッチングではなく、長期的な活躍を重視している点に強く共感しています。
特に就活生や転職する人と企業の方への向き合い方から、「人」を大切にする姿勢が伝わってきました。
相手の立場に立って考える力を活かし、求職者・企業双方にとって価値のある提案ができる人材として貴社に貢献したいと考え、志望いたしました。
自己PRに活かす
自己PRは自分の「強み」を初めに1番表現できる場所です。
どんなことができる人間か、なぜそうなのか、最後に実際のエピソードを加えると説得力がある自己PRを作ることができます。

これらの材料を元に作成してみると…
テーマ:アルバイト × 継続 × 学び
私の強みは、目標に向かってコツコツと改善を積み重ねる継続力です。
私は飲食店のアルバイトを3年間続けてきました。最初は接客がうまくできず、クレームをいただいたこともあり、自分には向いていないのではと悩みました。
そこで、先輩の接客を観察し、毎回1つ改善点を決めて意識的に行動するようにしました。また、忙しい時間帯でもお客様の表情を見る余裕を持つことを心がけました。その結果、半年後には指名で声をかけていただくことが増え、売上目標達成にも貢献できました。
この経験から、課題を分析し、小さな行動改善を継続することの大切さを学びました。入社後も、日々の業務で振り返りを重ねながら成長し続けたいと考えています。
テーマ:学業・資格取得 × 挫折克服 × 主体性
私の強みは、計画が思い通りにいかなくても試行錯誤し続ける主体性です。
私は将来の選択肢を広げたいと考え、学業と並行して資格取得に挑戦しました。しかし、最初は勉強計画通りに進まず、模試では目標点数に届かない状況が続きました。
そこで、学習方法を見直し、通学時間や寝る前の30分を活用する短時間集中型に切り替えました。また、同じ目標を持つ友人と進捗を共有し、モチベーションを維持しました。その結果、目標としていた資格を取得することができました。
この経験から、環境や方法を柔軟に変えながら粘り強く取り組む姿勢を身につけました。新しいことに挑戦する場面でも、自ら考え行動できる点を活かしていきたいです。
自己分析が進まない時の対処法2選

自己分析が進まない時の対処法についてご紹介します。
カテゴリー別の10個の質問に答えてみる
この10の質問で様々な場面を振り返り、過去の出来事が今のあなたにどんな影響を与えているのかを理解できます。
経験から”自分の本心”に気づくことができるようになります。
・尊敬している人もしくは影響を受けた人はいる?その人はどんな人?
・今までで1番辛かったことは?それをどうやって乗り越えた?
・今までどんな瞬間に1番ワクワクした?
・今まで誰かに影響を与えた、もしくは感謝された経験は?
・今までこんな人にはなりたくないと思った経験は?
・家族や周りの人からどんな人だと言われることが多い?
・「これだけは譲れない」「絶対に守りたい」ことは?
・今まで長く継続できたものは?それはどうして続けられた?
・自分が1番成長できた瞬間は?
・人間関係で1番重要だと思うことは何ですか?
キャリアアドバイザーに相談する
キャリアのプロに助けを求めることも1つの方法です。
実際に自己分析をして就活を経験した先輩や、就活生をたくさん見ている方からのアドバイスで自分のことが明確になってくる場合があります。
そして、人に相談して引き出してもらうことで自分の本心に気づくことができる機会が増えます。
例えば
- 「私って計画的な性格なんだな」
- 「俺、結構大学でもアルバイトでもたくさんの人をまとめるポジションにいたな」
- 「私の長所は試行錯誤しながら継続することかもしれない」
さらに、なぜその企業がいいのかがはっきりしていないと、入社してから頑張れなくなる人も多いです。
だからこそ、入社してからも”目的や目標”を持って働けるという理由で、キャリアアドバイザーに相談することはおすすめです。
ONEマーケでは実際にキャリアアドバイザーが就活相談で、あなたの思っていることを1つ1つ丁寧に引き出しながら、「あなたはこんな人間です」と明確になるようなサポートをしていきます。
“自分はこんな人“と気づけるようにキャリアアドバイザーと整理したい人はこちらから詳細を確認してみてください。
就活における自己分析のやり方|まとめ

就活の自己分析のやり方を8つご紹介しました。
自己分析を念入りにすることで、面接の場で重要な自己PRや志望動機の説得力が高くなります。
内定をもらうだけではなく、”幸せな自分”になることを叶えるためにこの機会に自己分析をやってみましょう。
